2020年度

発足十年目となる本年度、早稲田大学多元文化学会では、春期に総会、秋期に研究発表会・講演をオンライン形式にて開催した。なお、学生研究発表は新型コロナ禍により本年度は開催を見送った。秋期大会は、早稲田大学文化構想学部多元文化論系、ならびに本学総合人文科学研究センター「グローバル化社会における多元文化学の構築」部門の共催で実施した。

『多元文化』第10号

論文

  • 二元論と一元化、そして多元の行方垣内景子
  • 「知杭州」蘇軾――いつから杭州を代表する名地地方官となったのか――小二田章
  • 慶滋保胤「春生逐地形」詩序訳注――白居易詩文摂取の方法(三)――吉原浩人
  • 荒廃した館に現れる化物と百鬼夜行――『今昔物語』巻二十七第三十一話を起点に――崔鵬偉
  • バングラディシュにおける宗教的・スプリチュアル観光の展望タニア・ホサイン/アドナン・アリフ・カーン
  • ディケンズと坪内逍遥――作家の描写手法について――
    杉田貴瑞
  • 「包括的な研究」の「方法」――概念の総合あるいは統合について――
    寺嶋雅彦
  • 閔一得『金蓋心灯』に見る「龍門正宗」の物語(narrative)作りの一側面――朱文藻・張復純『金鼓洞志』との対比から見る黄赤陽の役割り――
    森由利亜

論系だより

二〇二〇年度 論系体制・活動報告
講演会等報告
二〇二〇八年度 ゼミ論文・卒業研究タイトル一覧

彙報

学会活動報告・会則・研究発表に関する内規・役員一覧・執筆者紹介

ゼミ論文・卒業研究優秀論文要旨

総会

日時:二〇二〇年六月一七日(水)一二時〜一二時三〇分
形式:オンライン開催
第十回総会を開き、役員が選出された。各委員の構成については、後に示した。

秋期大会

日 時:二〇二〇年一一月一四日(土)一三時〜一五時四五分
形 式:オンライン開催

第Ⅰ部 研究発表会

発表者: 岩崎結衣(佛教大学文学研究科歴史学専攻(通信教育課程)修士課程)
題 目: 「徳川実紀にみる近世甲冑の意義の変化について│ │家康から家光の時代│ │」
博士後期課程/日本学術振興会特別研究員DC)
題 目: 「信仰改革と福音的イタリア:ヴァルド派牧師エミーリオ・コンバのリソルジメント」
発表者: 崔 鵬偉(早稲田大学文学学術院助教(東洋哲学コース))
題 目: 「荒廃した館に現れる百鬼夜行│ │ 『今昔物語集』巻二十七第三十一話を起点に│ │」

第Ⅱ部 講演

講演者:垣内景子(早稲田大学文学学術院教授)
題 目:「二元論と一元化、そして多元のゆくえ」
第Ⅰ部では、一般会員による研究発表が行われ、質疑応答では聴衆からの意見も交えて、検討が行われた。
第Ⅱ部では、本年度から論系に加わった垣内景子先生による講演が行われた。朱子学の考え方を用いながら、論系の名称でもある「多元」という語についてお話された。質疑応答では聴衆からの活発な意見交換が行われた。